企業団の取組

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施設整備の取組

改修工事の実施状況

阪神水道企業団(以下、企業団)では、現状での施設の劣化や耐震性能を正確に把握したうえで効率的な施設整備計画の策定を行うために、平成21~22年度に「施設現況機能調査」を実施し、整備の必要性、順序、時期を設定しました。平成24年度の猪名川浄水場をはじめ、25年度に本庁舎、26年度に芦屋調整池の改修工事に着手しており、今後も引き続き計画的に改修工事を行っていきます。

改修工事の実施状況

1.猪名川浄水場改修工事

現況機能調査を行った結果、猪名川浄水場では大規模地震発生時に「運転管理棟、ポンプ棟の損傷による送配水機能停止」「沈澱池、ろ過池など浄水処理施設の被害により水量、水質の確保ができなくなる」と想定されたため計算機設備や電気設備などの指揮系統設備が集中するとともに、職員が常駐している運転管理棟を中心に、平成24年度から改修工事を開始しました。

(工事内容)
  1. 運転管理棟内に耐震壁(RC)を設置することで、建物自体の耐震強度を上げます。
  2. 運転管理棟基礎のフーチング下部に兵庫県南部地震に発生したと思われる空隙があり、今後の大きな地震発生時に杭が損傷することが想定されるため、空隙を充填します。
  3. 運転管理棟の屋上に設置されているろ過池洗浄水槽の機能を移転し、上載荷重を軽減します。
  4. 運転管理棟の地階と一体化しているろ過池流出渠を分離することで、相互の影響を遮断します。
  5. 配管に可とう管を設置することで、地震時の漏水を防ぎます。
(工事工程)

工事は平成24年度末から平成28年度末までの4年間を予定しています。猪名川浄水場は3系統に分かれており、そのうち本工事は2系統の施設を対象としていますが、処理能力に影響が出ないよう1系統ずつ断水を行って工事を行うなど既存施設を稼動させながらの工事のため、新築工事と比べて工期が長くなっています。

(工事進捗)※平成28年8月現在

運転管理棟は、屋上のろ過池用洗浄水槽の移転が完了しており、3階、2階の改修も概ね完了しています。今後は1階が作業の中心となります。

基礎下部の空隙充填については、9割程度(200本中180本)が完了しており、9月頃に完了する見込みです。

運転管理棟とろ過池の機能分離については、1系統分が既に完了しており、残り1系統について作業を行っています。

全体の工程は、少しずつ遅れている状況ですが、事故発生により浄水処理に影響が出ないよう、安全第一で作業を進めていきます。

(工事写真)
  • (耐震壁築造状況)
  • (フーチング下部空隙充填状況)
  • (新・ろ過池流出渠築造状況)
  • (新・ろ過池流出渠築造完成)
  • (新・洗浄水槽築造状況)
  • (新・洗浄水槽築造完成)
  • (伸縮可とう管設置状況)
  • (伸縮可とう管)
2.本庁舎改修工事
(概要)

企業団の本庁舎は、平成7年の兵庫県南部地震で最大約100mm傾いたほか、外壁のクラックも発生しており、簡易な補修は行いましたが、現況機能調査を行ったところ、耐震強度が大きく不足していることが判明しました。本庁舎は、災害時等には対策本部として情報収集・指示・命令の中枢を担う必要があり、また、機能不全による業務停止を防止するため、平成25年度から耐震改修を行いました。

(工事工程)

平成25年9月に工事を開始し、平成26年度末に完成しました。

(工事内容)
  1. 建物の強度を増すために必要な箇所に耐震壁および耐震ブレースの設置を行い、柱についても補強を行います。
  2. 昭和36年に建設した際、元々斜面であった地形を平坦にするために盛土を行った部分があり、その一部で地耐力不足があるため、静的圧入締め固め工法によって地盤の補強を行います。

    固結体注入前と固結体注入後の図(地盤改良施工方法(イメージ図))

  3. 耐震改修と併せて、非常用電源設備や浸水パネルの設置を行い、様々な災害発生時への対応強化も行います。
(工事写真)
  • (耐震ブレース設置状況)
  • (耐震壁設置状況)
  • (浸水パネル設置状況)
  • (非常用電源設置状況)
3.芦屋調整池改修工事
(概要)

現況機能調査で構造及び配管の耐震性能不足が判明したことに加えて、本調整池が平成7年の兵庫県南部地震時に変位が見られた斜面に隣接していることから、管路の損傷による漏水を要因とする斜面崩壊という2次災害の発生も想定されました。本調整池の周囲が住宅地であるという立地状況からも対策が必要と判断し、平成25年度から改修工事を行いました。

(工事工程)

平成26年11月に工事を開始し、平成27年度末に完成しました。

(工事内容)
  1. 耐震性能不足の主たる要因が調整池の上載荷重であったため、調整池上部の仕様を変えることで、上載荷重を軽減し耐震性能を向上させます。
  2. 管路は耐震管であるダクタイル鋳鉄管NS型に布設替えすることで耐震性を向上させます。
  3. 耐震化に合わせて、池の中央に隔壁を増設し2池化することで、機能の向上を図ります。
  • (耐震壁設置状況)
  • (耐震壁設置状況)
  • (配管状況)
  • (改修工事完了の全景)

平成28年度の改修工事

今年度は、上記の猪名川浄水場の他、大道取水場、甲東ポンプ場、西宮ポンプ場で改修工事を行っています。

(大道取水場改修工事)
管路の耐震化(耐震管への布設替え、伸縮可とう管の設置)
(甲東ポンプ場)
第1および第2ポンプ室の耐震化
(西宮ポンプ場)
ポンプ室、第2調整池の耐震化

工事現場周辺の皆様には、大変御迷惑をおかけいたしますが、水道水の安定供給のため、何とぞ、御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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この記事に関するお問い合わせ先

技術部 工務課 施設整備係

TEL:078-431-2379

FAX:078-431-2746

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