企業団の取組

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施設整備の取組

施設整備長期構想2055

 施設整備長期構想2055は、震災を教訓とした施設耐震化計画や用水供給ビジョンをもとに『供給安定性の持続と向上』を目標に、企業団施設の整備に関する基本方針と重要施策などを示したもので、これからの施設整備計画の基礎となるものです。
 2055年(令和37年)を計画目標年度に、今後の企業団を取り巻く情勢や水需要の変化にも柔軟に対応して取り組みをすすめます。
 

管路工事の取組状況

 阪神水道企業団の管路は取水点のある大阪市(東淀川区)から最西端の神戸市(灘区)まで8市域にまたがって布設されており、その総延長は約185kmに及んでいます。この中には現在の基準に照らして材質や機能面で脆弱なものがあり、破裂や継手の抜出しによる漏水発生の予防のため計画的な更新を行っています。

 また、当企業団では平成7年の阪神淡路大震災での被災実績を踏まえ、施設の耐震性向上にも努めており、管路については、老朽管更新時に大規模な地震に対しても十分な耐震性能を有する耐震管に取り替えることで耐震性向上を図るほか、万一の被災によって送水が停止した場合に備えた系統連絡管設置にも取り組んでいます。現在、耐震管の割合は延長比で約6割に達していますが、今後も、地震に強い管路を目指した取組を続けていきます。

 

令和5年度における主な管路工事

【管路更新事業(3期芦部谷)その2(西宮市甲山町~神戸市東灘区本山町】

  • 昭和39年に布設された送水管の更新
  • 口径2100mm、施工延長7210m、パイプインパイプ工法
  • 工期:令和4年5月~令和8年12月(予定)

【管路更新事業(1期東部難波線)その2(尼崎市大西町~三反田町)】

  • 昭和17年に布設された配水管の更新
  • 口径400mm、施工延長843m、開削工事
  • 工期:令和5年9月~令和7年3月(予定)

開削工事例写真、道路を掘り、太いパイプをクレーンを使って埋め込んでいる作業  推進工事例写真、深さ数十メートルの穴にクレーンを使って太いパイプを下ろしている

      ↑ 開削工事例               ↑ 推進工事例 

 工事現場周辺の皆様には、大変御迷惑をおかけいたしますが、水道水の安定供給のため、何とぞ、御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

構造物工事の取組状況

 阪神淡路大震災時には、昭和40年代以前に建設された浄水場やポンプ場の構造物についても大きな被害を受けました。このことを踏まえ、各構造物の耐震性能と老朽劣化状況を調査・診断した上で、整備の規模、順序、時期を示す施設整備計画を策定し、順次、計画的に改修を行っているところです。

 

令和5年度における主な構造物工事

【上ヶ原接合井及び甲山調整池連絡施設築造工事(西宮市仁川百合野町)】

  • 上ヶ原接合井の更新及び甲山調整池へのバックアップ施設の築造
  • 工期:令和4年9月~令和7年6月(予定)

【猪名川浄水場改修工事その3(Ⅰ・Ⅱ系浄水施設)(尼崎市田能)】

  • 主にⅡ系浄水施設の耐震改修
  • 工期:令和5年3月~令和9年3月(予定)

       ↑ 猪名川浄水場

 工事現場周辺の皆様には、大変御迷惑をおかけいたしますが、水道水の安定供給のため、何とぞ、御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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この記事に関するお問い合わせ先

技術部 工務課 整備第1係

TEL:078-431-2379

FAX:078-431-2746

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